The Hidden Cause
このような不調はありませんか?
常に「闘争・逃走反応」が働き、リラックスできない状態。血管が収縮し、全身の血流が遮断されています。
高血圧や血糖値の上昇。
「薬を飲んでいるから大丈夫」と、根本原因を放置していませんか?
脳への血流不足(酸欠)は「ブレイン・フォグ」を招き、経営判断に必要な直感力や決断力を奪います。
About Stress-Free Therapy
当院は「ストレスフリー療法」を提供しています。
ストレスフリー療法とは、身体の6点に心地よい赤外線刺激を与える、独自の温熱アプローチです。
特許取得済みの精密な温度制御により、効率よく血行を促進。副作用のリスクを抑え、日常のストレスで緊張した心身を優しく解きほぐします。
48℃未満の心地よい刺激が、効率的に血流を促し、深いリラックス状態へと導きます。銀座の落ち着いた空間で、身体への負担を抑えた科学的なアプローチをご提供します。



ストレスフリー療法は、独自の温熱周波数により深部体温を上げ、自律神経に直接アプローチする方法です。ただ温めるだけではない、3つの生理学的反応を引き起こします。
心地よい温熱刺激で身体を芯から温め、滞りがちな血行を促進して、冷えによる悩みや毎日のコンディションを整えます。
独自の温熱リズムが日々のストレスで張り詰めた心身の緊張を優しくほぐし、深いリラックス状態へと導きます。
患部や特定のポイントを温めることで、日頃の活動で蓄積した筋肉の疲れを和らげ、身体のこりを健やかにほぐします。
Our Strengths
| ストレスフリー療法 | 再生療法 | 高級スパ・整体 | |
|---|---|---|---|
| アプローチ | 血流・神経(根本改善) | 細胞レベル | 筋肉・表層 |
| リスク | 極小 | 身体的負担あり | ほぼなし |
| 心理的面 | 日常的なメンテナンス | 最後の一手 | ご褒美・癒やし |
STRENGTHS
Treatment Guidelines
現代社会のストレスフルな環境にさらされ続けることで慢性的に分泌されるコルチゾール(ストレスホルモンの一つ)の低下を促し、体の不調の根本原因へのアプローチを目指す。
全身の血流量の増幅を促し、体内の37兆個の細胞一つ一つをくまなく活性化し、自己治癒力を最大限引き出すことを目指す。
加齢とともに減少する成長ホルモンの体内からの分泌力を再生し、代謝・免疫・認知機能の復調を目指す。
エストロゲン・テストステロンといった性ホルモンの体内からの分泌を促し、血管・脳・骨・筋肉・皮膚へのホルモン本来の保護作用の復活を目指す。
抗炎症サイトカインであるIL-10の産生を促し、老化の原因である慢性炎症をはじめとする体内の炎症の駆逐を目指す。
体内の1京個のミトコンドリアの機能の正常化を促し、活性酸素の発生を減じ、炎症性老化の抑制を目指す。
複合的・総合的なアプローチの積み重ねにより、テロメアの短縮抑制や細胞の老化時計を巻き戻すことで、遺伝子レベルでの生物学的年齢の若返りの実現を目指す。
Treatment Guidelines
MASSAGE

東日本大震災をきっかけに、厳しい寒さの中で人が置かれる身体的負担と向き合い、体温や代謝が生命活動に与える影響を深く見つめ直しました。
そこから、身体に過度な負担をかけないケアの研究が始まりました。
生命倫理委員会の指針に基づき、独自の呼吸法と温熱刺激による心身への影響を科学的に検証。
最小限の刺激で深いリラックスをもたらす、科学的根拠に基づいた温熱療法を、銀座から丁寧に提供してまいります。
KENJI RYOTOKUZI
了徳寺 健二

ストレスフリー療法と出会い、その効果に強い可能性を感じました。
身体への負担を抑えながら、本来の状態へと整えていく——その考え方に深く共感しています。
この療法を、必要としている方にきちんと届けたい。
その想いから、2023年4月より銀座数寄屋橋クリニックにて、
ストレスフリー療法に特化した診療を行っています。
日々忙しく、自身のケアが後回しになりがちな方こそ、
安心して身を委ねられる時間と環境を大切にしたい。
銀座という場所から、誠実な医療のかたちを提供してまいります。
TAKUNORI SATO
佐藤 琢紀

Clinic Information/Access
〒104-0061
東京都中央区銀座4-2-12 銀座クリスタルビル7F

Blog
「夕方になると靴がきつい」「夜、脚が重だるくてパンパンになる」「朝は顔やまぶたがはれぼったい」——こうした「むくみ」は、多くの方が一度は経験する、身近な体の変化です。 一晩眠れば戻ることが多いため、つい見過ごしがちですが、むくみは体の「巡り」、つまり血流や水分の流れからのサインであることが少なくありません。 この記事では、そもそもむくみとは何なのか、なぜ夕方に脚がむくむのか、そして見直せる生活習慣や、ときに受診を考えたほうがよいサインまでを、できるだけわかりやすく解説します。 むくみとは——「血管の外」に水分がたまった状態 私たちの体は、その大半が水分でできています。この水分は体内で大きく「細胞の内側(細胞内液)」と「細胞の外側(細胞外液)」に分けられます。さらに細胞外液は、「血管の中(血漿)」と「細胞と細胞のあいだの空間(間質)」の二つに分かれています。ふだんはこの三つの区画のあいだで水分がバランスよく保たれています。 全身のすみずみでこの水分のやりとりを担っているのが、髪の毛より細い「毛細血管」です。毛細血管の入り口側では、血液から水分や栄養がわずかににじみ出して細胞へ届けられ、出口側やリンパ管を通じて、その多くが再び回収されていきます。この「出ていく量」と「戻る量」は、ふだんは絶妙なバランスで保たれています。 このバランスがくずれ、血管の外(間質)に水分が過剰にたまった状態——それが「むくみ(浮腫)」です。にじみ出す水分が増えすぎたり、戻ってくる流れ(静脈やリンパ)が滞ったりすると、行き場を失った水分が組織にたまり、脚や顔がはれぼったく感じられます。毛細血管そのものの仕組みについては「ゴースト血管」と若返りでくわしく解説しています。 なぜ夕方に脚がむくむのか——重力と「戻る力」 一日の終わりに脚がむくみやすいのには、はっきりした理由があります。かぎは「重力」と、血液を心臓へ戻す力です。 立ったり座ったりしている日中、脚に送られた血液は、重力に逆らって心臓まで戻らなければなりません。ところが、この「戻り」は心臓の力だけでは足りず、ふくらはぎの筋肉がポンプのように収縮して血液を押し上げることで支えられています。このため、ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれます。 長時間座りっぱなし・立ちっぱなしで脚をあまり動かさないと、このポンプが働かず、血液や水分が脚の下のほうにたまりやすくなります。その結果、夕方にかけて脚がむくみ、靴下のあとがくっきり残ったり、靴がきつく感じられたりするのです。多くは一晩、体を横にして休めば戻ります。これは、横になることで重力の影響が減り、たまった水分が戻りやすくなるためです。 むくみを招く身近な要因 日常的なむくみの背景には、いくつかの要因が重なっています。 長時間の同じ姿勢:デスクワークや立ち仕事で脚を動かさないと、ふくらはぎのポンプが働きにくくなります 運動不足・筋力の低下:脚の筋肉が少ないと、血液を押し上げる力が弱まります 塩分のとりすぎ:塩分(ナトリウム)を多く摂ると、体はその濃度を薄めようとして水分を引き寄せ・保持しようとします(のどが渇いて水分摂取が増える、腎臓で水分の排泄が抑えられるなど)。結果として体の水分総量が一時的に増え、血管から間質へ染み出す量が増えやすくなります。腎臓はやがて余分なナトリウムを排泄しますが、それまでのあいだ水分がたまりやすい状態が続きます 冷え:体が冷えると末梢の巡りは滞りやすくなります。手足の冷えともつながるテーマです 体を締めつける服装:きつい下着や衣類が、かえって戻りの流れをさまたげることがあります アルコール・睡眠不足・ホルモンの変化:血管や水分の調節に影響し、むくみやすさに関わると考えられています 女性は、月経周期にともなうホルモンの変化などから、むくみを感じやすい時期があることも知られています。 むくみとどう向き合うか——見直せる生活の土台 多くのむくみは、巡りを支える生活の土台を整えることで、感じ方が変わってきます。特別な近道があるわけではありませんが、研究や臨床で言われている方向性をいくつか挙げます。 こまめに体を動かす:30分〜1時間に一度立ち上がる、歩く、といった小さな習慣が、ポンプを働かせます ふくらはぎを使う:座ったままでも、かかとの上げ下げ(つま先立ち)をくり返すと、戻りを助けます 脚を高くして休む:横になって脚を心臓より少し高くすると、たまった水分が戻りやすくなります 塩分をとりすぎない:味つけを見直し、カリウムを含む野菜・果物もバランスよくとると、水分の調節を支えます 体を温める・締めつけない:入浴で末梢を温め、きつい衣類を避けることも巡りの土台になります。着圧ソックスが役立つ場合もあります こうした工夫は、いずれも「たまった水分を戻す力」を助けるものです。結局は巡りを支える暮らしに行き着く、というのが正直なところです。 こんなむくみは注意——背景に病気が隠れることも 多くのむくみは生活習慣に関わるものですが、なかには体の不調のサインとして現れるむくみもあります。次のような場合は、自己判断で様子を見続けず、医療機関への相談をおすすめします。 片方の脚だけが急にむくみ、痛みや熱っぽさ、赤みをともなう 急に全身がむくみ、息切れや動悸、体重の急な増加をともなう 顔やまぶたのむくみが続く、尿の量や色に変化がある 指で押すとへこみがなかなか戻らない、むくみが何日も引かない こうしたむくみの背景には、脚の静脈に血のかたまりができる深部静脈血栓症、心臓・腎臓・肝臓・甲状腺の働きの問題などが隠れていることがあります。ここで挙げたのはあくまで一般的な例であり、むくみからご自身で病名を判断する必要はありません。気になる変化があれば、まずはかかりつけの医師にご相談ください。 救急医の視点から——むくみが「最初のサイン」になるとき 私は銀座数寄屋橋クリニックの院長を務める前、約20年にわたり国立の医療機関で救急医として勤務し、延べ約36,000人の患者さんの診療にあたってきました。 救急の現場では、むくみが命に関わる病気の入り口になる場面を、くり返し目にしてきました。両脚と全身のむくみ、息苦しさをともなう心不全。片脚だけが急にはれ、痛む深部静脈血栓症——これは、はがれた血のかたまりが肺に飛べば命に関わります。だからこそ私たちは、むくみを「ただの水分」と軽く見ず、その背景に何があるかを注意深く見きわめます。 もちろん、日常のむくみの多くは、こうした緊急の状態とはまったく程度が違います。けれども、「戻るはずの水分が戻れずにたまっている」という同じ現象が、穏やかな形で起きている点では共通しています。だからこそ、脚を動かし、巡りを支えて、たまった水分をきちんと戻してあげることが、むくみという身近な悩みに向き合ううえで大切なのだと、現場の経験からも感じています。 まとめ むくみは、毛細血管からにじみ出す水分と、静脈・リンパを通じて戻る水分のバランスがくずれ、血管の外(間質)に水分がたまった状態です。 夕方に脚がむくみやすいのは、重力と、ふくらはぎのポンプによる「戻る力」が関わっているためです。長時間の同姿勢・運動不足・塩分・冷えなどが要因として重なります。 こまめに動く・ふくらはぎを使う・脚を上げて休む・塩分を控える・体を温めるといった土台づくりが基本。ただし片側性+痛み、急な全身のむくみ+息切れなどは受診を。 たまった水分を戻し、末梢まで巡らせること——これはむくみという日常の悩みだけでなく、健やかさの土台にも関わるテーマです。とはいえ、生活の見直しだけでは思うように改善しないことがあるのも、また事実です。 当院が行うストレスフリー療法は、穏やかな温熱の刺激を通じて、末梢の血流を高めることを目指す取り組みです(研究知見にもとづく予備的なもので、はたらき方には個人差があります)。その科学的な考え方についてはストレスと老化の科学で解説しています。 巡りの土台づくりにご関心のある方は、当院のメニュー・料金ページもあわせてご覧ください。 よくある質問 Q. 夕方になると脚がむくみます。病気でしょうか?A. 一日の終わりに脚がむくみ、一晩休めば戻る——という程度であれば、多くは重力や長時間の同姿勢による、生活習慣に関わるむくみと考えられています。こまめに動く、ふくらはぎを使う、脚を上げて休むといった工夫が土台になります。ただし片脚だけが急にむくむ、痛みをともなう、何日も引かないといった場合は、医療機関にご相談ください。 Q. むくみをその日のうちに軽くするには、どうすればよいですか?A. 横になって脚を心臓より少し高くする、ふくらはぎを動かす(かかとの上げ下げなど)、ぬるめのお湯で体を温める、といった方法が、たまった水分を戻すのを助けると考えられています。あわせて、日中から塩分をとりすぎない、こまめに立ち上がることも予防になります。効果の感じ方には個人差があります。 Q. 塩分を控えるとむくみは変わりますか?A. 塩分(ナトリウム)を多く摂ると、体はその濃度を薄めようとして水分を引き寄せ・保持します(のどが渇いて水を飲む、腎臓で水分の排泄が抑えられるなど)。その結果、体の水分総量が一時的に増え、血管から間質へ染み出す水分も増えやすくなります。腎臓はやがて余分なナトリウムを排泄しますが、それまでのあいだ水分がたまりやすい状態が続きます。味つけを見直し、野菜や果物からカリウムをバランスよくとることも、水分の調節を支える一助になります。ただし持病で塩分・水分・カリウムの制限がある方は、必ず主治医の指示に従ってください。 参考文献 Levick JR, Michel CC.「Microvascular fluid exchange and the revised Starling principle」(2010年、Cardiovascular Research, 87(2):198–210)— 毛細血管で水分がにじみ出し・回収される仕組み(スターリングの法則)と、間質の水分バランスを整理した総説。doi:10.1093/cvr/cvq062. 出典 ※本記事で紹介した研究知見は、いずれも発展途上の研究分野におけるものであり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。 本記事は健康に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の検査・治療の効果を保証するものではありません。研究知見には今後の検証が必要な発展段階のものが含まれます。体の状態には個人差があります。気になる症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
「アンチエイジング」という言葉は、いまや広く使われています。化粧品から食品、サプリメント、そして医療まで、さまざまな場面で目にします。けれども、いざ「アンチエイジングとは科学的に何を指すのか」と問われると、意外にはっきり答えにくいのではないでしょうか。 銀座には、美容や健康に関心の高い方が数多く集まります。だからこそ、雰囲気やイメージだけでなく、「科学的にどう考えるか」という視点も常に持っておくことで、後悔のない選択につなげられます。 この記事では、アンチエイジングとは何を指すのか、近年の老化研究がそれをどう捉えているのか、そして「科学で測る」という視点でエイジングケアを選ぶ考え方を、できるだけ公平に解説します。 アンチエイジングとは——「老化に働きかける」という発想 アンチエイジングは、直訳すれば「抗(あらがう)加齢」です。ただ、ここで大切なのは、「時間を巻き戻す魔法」ではない、という点です。 近年の老化研究が明らかにしてきたのは、老化が単なる「時間の経過による避けられない衰え」ではなく、体の中で起きる、いくつかの共通した生物学的な変化の積み重ねだ、ということです。2023年に更新された有力な総説では、老化に関わる特徴(ハルマーク)が整理され、DNAの安定性、テロメア、細胞の状態の変化、慢性的な炎症など、複数の要素が挙げられています[1]。 重要なのは、これらの変化が「働きかけうる対象」として研究されている、という点です。つまり、老化のスピードは完全に固定されたものではなく、取り組みによって進み方に幅がありうる——そう考えられるようになってきました。アンチエイジングとは、この「進み方に働きかける」という発想に立つ取り組みだといえます。 「若返りを約束するもの」ではない——冷静な線引き 一方で、冷静な線引きも欠かせません。 老化研究は日進月歩ですが、「これをすれば必ず若返る」と言い切れる万能の方法は、現時点では存在しません。魅力的な言葉で語られるものほど、実際にどこまで検証されているのかを確かめる姿勢が大切です。 医療機関が提供するエイジングケアも同じです。体の反応には個人差があり、同じアプローチでも感じ方や結果は人によって異なります。だからこそ、「必ず」「絶対」といった断定ではなく、「何を目指し、どんな根拠に基づくのか」をていねいに説明してくれるかどうかが、信頼できる選択の目安になります。 「測る」という視点——現在地を知ることから 科学的なアンチエイジングの出発点は、意外に思われるかもしれませんが、「派手な施術」ではなく「測ること」です。 自分の体がいま、暦の年齢に対してどんな状態にあるのか。それを客観的に知らなければ、どこに手を打つべきかも、変化があったのかどうかも分かりません。近年は、暦の年齢とは別に、体の内側の「生物学的な年齢」を数字でとらえる試みが進んでいます。この考え方については「老化時計」とは何かや生物学的年齢はどう測る?でくわしく解説しています。 「測って、現在地を知り、取り組み、また測る」——このサイクルを回せることが、感覚的なケアと、科学的なエイジングケアを分ける大きな違いです。エイジングケアを検討する際は、「何をしてくれるか」だけでなく、「体の状態をどう捉え、どう確かめるのか」にも目を向けるとよいでしょう。 銀座でエイジングケアを選ぶという視点 銀座という街は、本物を見きわめる目を持った方が集まる場所です。エイジングケアやアンチエイジングを検討するうえでも、その目を活かしたいところです。選ぶ際の視点を、いくつか挙げてみます。 科学的な説明があるか:なぜそのアプローチが役立つと考えられるのか、根拠がていねいに語られるか 断定的すぎないか:「必ず若返る」といった表現ではなく、個人差や限界にも触れているか 測って確かめる姿勢があるか:体の状態を客観的に捉え、変化を確認する視点があるか 費用が明確か:自由診療の場合、総額と内訳が事前にはっきり示されるか 華やかなイメージや立地の魅力も、もちろん一つの価値です。そのうえで、こうした「科学で測る」視点を重ねることで、納得のいく選択に近づけると考えられます。 老化は「固定されていない」——救急医の視点から 私は銀座数寄屋橋クリニックの院長を務める前、約20年にわたり国立の医療機関で救急医として勤務し、延べ約36,000人の患者さんの診療にあたってきました。 救急の現場で強く感じてきたのは、同じ年齢でも、体の「余力」は人によってまるで違う、ということです。そしてその余力は、それまでの生活や、体をどう支えてきたかによって、確かに変わりうる——生まれ持った運命だけで決まるものではない、と現場で幾度も実感してきました。 老化を「避けられない衰え」と諦めるのではなく、その進み方に働きかけうる余地があるものとして、科学的に捉える。そういう時代になってきたのだと感じています。銀座・数寄屋橋という場所で当院が大切にしているのも、こうした「科学で測り、支える」という姿勢です。 まとめ アンチエイジングは「時間を巻き戻す魔法」ではなく、老化に関わる生物学的な変化(ハルマーク)に働きかけ、進み方を支えようとする取り組みです。 「必ず若返る」と言い切れる万能の方法は現時点ではなく、体の反応には個人差があります。根拠と限界をていねいに説明してくれるかが信頼の目安です。 科学的なエイジングケアの出発点は「測ること」。現在地を知り、支え、また測るというサイクルを回せるかが、感覚的なケアとの違いです。 老化を科学的に捉え、支えていくという発想は、これからのエイジングケアの土台になります。とはいえ、その出発点は特別な何かではなく、自分の体の現在地を知り、根拠を確かめながら選ぶ姿勢にあります。 当院が銀座・数寄屋橋で行うストレスフリー療法も、細胞レベルの若々しさの土台を支えることを目指す取り組みの一つです(研究知見にもとづく予備的なもので、はたらき方には個人差があります)。その科学的な考え方についてはストレスと老化の科学で解説しています。 科学的な視点でエイジングケアを考えたい方は、当院のメニュー・料金ページもあわせてご覧ください。 よくある質問 Q. アンチエイジングとリバースエイジングは、何が違うのですか?A. 厳密な定義があるわけではありませんが、一般に「アンチエイジング」は老化の進み方をゆるやかにする発想、「リバースエイジング」は体の状態をより若い方向へ近づけようとする発想を指して使われることが多い言葉です。いずれも「必ず若返る」ことを約束するものではなく、体の反応には個人差があります。 Q. アンチエイジングのために、まず何から始めればよいですか?A. 派手な施術の前に、「いまの自分の体の状態を客観的に知る」ことが出発点になります。暦の年齢とは別に、体の内側の状態や生物学的な年齢をとらえる視点を持つと、どこに手を打つべきかが見えやすくなります。そのうえで、根拠のはっきりした方法を選ぶことをおすすめします。 Q. 銀座でアンチエイジングのクリニックを選ぶとき、何を基準にすればよいですか?A. 立地やイメージだけでなく、「科学的な説明があるか」「断定的すぎないか」「体の状態を測って確かめる姿勢があるか」「費用が明確か」を確認するとよいでしょう。自由診療の場合は費用が全額自己負担となるため、総額と内訳が事前に示されるかも大切な目安です。 参考文献 López-Otín C, Blasco MA, Partridge L, Serrano M, Kroemer G.「Hallmarks of aging: An expanding universe」(2023年、Cell, 186(2):243–278)— 老化に関わる生物学的な特徴(ハルマーク)を体系的に整理し、それらが介入により遅らせうる対象であることを論じた総説。doi:10.1016/j.cell.2022.11.001. 出典 ※本記事で紹介した研究知見は、いずれも発展途上の研究分野におけるものであり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。 本記事は健康に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の検査・治療の効果を保証するものではありません。研究知見には今後の検証が必要な発展段階のものが含まれます。体の状態には個人差があります。
「健康には気をつけているつもりだが、具体的に何をすればいいのか分からない」「毎年の健康診断で異常はないが、それだけで十分なのか不安がある」——一定の年齢や立場になると、こうした思いを抱く方は少なくありません。 その背景には、「病気になってから治す」だけでなく、「病気になる前に手を打つ」という考え方への関心の高まりがあります。この「予防」を軸にした医学が、予防医学です。そして、その選択肢の一つに、保険診療の外側にある「自由診療」があります。 この記事では、予防医学とはそもそも何なのか、自由診療はそのなかでどう位置づけられるのか、そして選ぶうえで知っておきたい前提を、できるだけ公平に解説します。 予防医学とは——「三つの段階」で考える 予防医学は、しばしば「三つの段階」に分けて整理されます[1]。この枠組みを知っておくと、自分がいまどの段階にいるのかを考えやすくなります。 一次予防は、そもそも病気にならないようにする段階です。生活習慣の改善、運動、食事、禁煙、ワクチンなどが含まれます。まだ健康な人が対象で、リスクそのものを減らすことを目指します。 二次予防は、病気を早期に見つけて、早期に対処する段階です。健康診断やがん検診などのスクリーニングがこれにあたります。症状が出る前や、ごく初期のうちに気づくことがねらいです。 三次予防は、すでに病気になった人が、その進行や再発、合併症を防ぎ、生活の質を保つ段階です。リハビリテーションなどが含まれます。 日本の公的な医療保険は、主に「病気になった後」の診断や治療を支える仕組みとして発達してきました。健康診断やがん検診といった二次予防の一部も広く行われていますが、一次予防のきめ細かな部分、とりわけ「まだ病気ではない段階で、体の状態を深く知り、先回りして手を打つ」という領域には、保険の枠組みだけではカバーしきれない部分があります。 自由診療という選択肢——その位置づけ ここで登場するのが「自由診療」です。 自由診療とは、公的医療保険を使わず、費用を全額自己負担で受ける医療のことです。保険診療が「決められた病名・検査・治療の範囲」で行われるのに対し、自由診療は、その範囲にとらわれずに、予防やアンチエイジングといった目的に沿って選べる、という特徴があります。 たとえば、体の状態をより深く知るための詳しい検査や、予防・健康維持を目的としたアプローチは、自由診療として提供されることがあります。「病気を治す」ためというより、「健やかさを保ち、加齢による変化にできるだけ備える」ための医療、と考えると分かりやすいかもしれません。 ただし、ここで公平にお伝えしておくべき点があります。自由診療は保険診療より「優れている」というものではありません。両者は目的も仕組みも異なり、役割が違います。また、費用は全額自己負担となり、内容によって金額は大きく異なります。効果や安全性も個々の内容によってさまざまで、一律に語れるものではありません。大切なのは、優劣ではなく、自分の目的に合っているかどうかです。 「攻めの健康管理」としての予防 予防を軸に自分の体へ投資する——この考え方は、とくに多忙なビジネスパーソンや経営者の方々のあいだで、「攻めの健康管理」として関心を集めています。 体は、事業でいえば最も重要な資本です。不調が表面化してから対応するのは、経営でいう「後手」に回った状態です。まだ余力のあるうちに体の状態を把握し、先回りして整えておくことは、長く高いパフォーマンスを保つための投資といえます。この考え方についてはエグゼクティブのための「攻めの健康管理」でくわしく解説しています。 その第一歩となるのが、「いまの自分の体を、できるだけ客観的に知る」ことです。暦の年齢だけでなく、体の内側の状態を数字でとらえる試みも進んでいます。たとえば生物学的な年齢を測る考え方については生物学的年齢はどう測る?で解説しています。現在地が分かってはじめて、どこに手を打つべきかが見えてきます。 選ぶうえで知っておきたいこと 予防を目的に自由診療を検討する際は、次のような視点を持っておくと、冷静な判断がしやすくなります。 目的を明確にする:何のために受けるのか(早期発見なのか、予防・健康維持なのか)を整理する 科学的な説明があるか:なぜその検査・アプローチが役立つと考えられるのか、根拠がていねいに説明されるか 断定的すぎないか:「必ず若返る」「絶対に病気を防ぐ」といった断定には注意が必要です。体の反応には個人差があります 費用が明確か:総額と内訳が事前にはっきり示されるか 保険診療と役割を分けて考える:自由診療は保険診療を置きかえるものではなく、必要な治療は適切な医療機関で受けることが前提です 「予防にお金をかける」ことは、それ自体が目的ではありません。自分の健康という資本を、納得したうえで、賢く支えていくための手段です。 「手遅れ」を見てきたからこそ——救急医の視点から 私は銀座数寄屋橋クリニックの院長を務める前、約20年にわたり国立の医療機関で救急医として勤務し、延べ約36,000人の患者さんの診療にあたってきました。 救急の現場では、「もう少し早く手を打てていれば」と感じる場面に、数えきれないほど立ち会ってきました。症状が出てから、あるいは大きく崩れてから運ばれてくる——そのとき、私たちにできることは限られています。この経験を通じて私が痛感してきたのは、「症状が出る前の時間」がいかに貴重か、ということです。 予防医学は、まさにこの「症状が出る前の時間」に働きかける医学です。派手さはなく、効果が目に見えにくいぶん、つい後回しにされがちです。けれども、まだ余力のあるうちに体を知り、整えておくことの価値を、私は現場で誰よりも強く感じてきました。だからこそ当院は、予防という考え方を大切にしています。 まとめ 予防医学は、病気にならないようにする一次予防、早期発見・早期対処の二次予防、進行・再発を防ぐ三次予防に分けて整理されます。 公的保険は主に「病気になった後」を支える仕組みで、まだ病気ではない段階で深く体を知り先回りする領域には、自由診療という選択肢があります。ただし自由診療は保険診療の優劣ではなく役割の違いで、費用は全額自己負担、効果・安全性は内容により異なります。 選ぶ際は、目的・根拠・費用の明確さを確認し、断定的な表現には注意を。予防は健康という資本を賢く支える手段です。 「病気になる前」に手を打つという考え方は、これからの健康を主体的に築くうえで、大きな意味を持ちます。とはいえ、その出発点は特別な何かではなく、自分の体の現在地を知り、目的に合った手段を納得して選ぶことにあります。 当院が行うストレスフリー療法も、予防と健やかさの土台を支えることを目指す取り組みの一つです(研究知見にもとづく予備的なもので、はたらき方には個人差があります)。その科学的な考え方についてはストレスと老化の科学で解説しています。 予防を軸にした健康づくりにご関心のある方は、当院のメニュー・料金ページもあわせてご覧ください。 よくある質問 Q. 健康診断を毎年受けていれば、予防としては十分ではないですか?A. 健康診断やがん検診は、病気を早期に見つける「二次予防」として、とても大切な役割を果たします。一方で、まだ病気ではない段階で体の状態を深く知り、リスクそのものを減らしていく「一次予防」の領域は、健康診断だけではカバーしきれない部分もあります。両者は補い合うものと考えられます。 Q. 自由診療は、保険診療より効果が高いのですか?A. いいえ、自由診療が保険診療より「優れている」というものではありません。両者は目的も仕組みも異なり、役割が違います。自由診療は保険の範囲にとらわれず予防などの目的に沿って選べる一方、費用は全額自己負担で、効果・安全性は内容によってさまざまです。必要な治療は適切な医療機関で受けることが前提です。 Q. 予防のための自由診療を選ぶとき、何に注意すればよいですか?A. 目的(早期発見か、予防・健康維持か)をはっきりさせること、なぜ役立つと考えられるのか科学的な説明があること、「必ず若返る」等の断定的すぎる表現がないこと、費用の総額と内訳が明確なことを確認するとよいでしょう。体の反応には個人差があることも念頭に置いてください。 参考文献 Kisling LA, Das JM.「Prevention Strategies」(StatPearls, StatPearls Publishing; NBK537222)— 一次・二次・三次予防など、予防医学の基本的な枠組みを整理した医療者向け教科書項目。出典 厚生労働省「医療制度改革大綱」第3章「予防の重視」(平成18年2月、閣議決定)— 生活習慣病の発症予防・重症化予防を疾病対策の基本に据え、一次予防・二次予防を組み合わせた体制への転換を明示した閣議決定文書。日本の公的医療が従来「病気になった後」中心に発展してきたことを認め、予防を重視する方向への政策転換を公式に打ち出している。出典 厚生労働省「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(健康日本21(第三次))」(令和5年5月告示、令和6年度施行)— 健康寿命の延伸・健康格差の縮小を目標に、一次予防の強化と生活習慣病対策の充実を国の方針として明示した現行の国民健康づくり運動の基本方針。「病気になる前」の段階への政策的重点化を国が明確に示している。出典 ※本記事は予防医学と自由診療の一般的な考え方を整理したものであり、特定の検査・治療の効果や、自由診療の優位性を保証するものではありません。 本記事は健康に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の検査・治療の効果を保証するものではありません。自由診療は費用が全額自己負担となり、内容により効果・安全性・費用は異なります。体の状態には個人差があります。必要な診断・治療については医療機関にご相談ください。