The Hidden Cause
このような不調はありませんか?
常に「闘争・逃走反応」が働き、リラックスできない状態。血管が収縮し、全身の血流が遮断されています。
高血圧や血糖値の上昇。
「薬を飲んでいるから大丈夫」と、根本原因を放置していませんか?
脳への血流不足(酸欠)は「ブレイン・フォグ」を招き、経営判断に必要な直感力や決断力を奪います。
About Stress-Free Therapy
当院は「ストレスフリー療法」を提供しています。
ストレスフリー療法とは、身体の6点に心地よい赤外線刺激を与える、独自の温熱アプローチです。
特許取得済みの精密な温度制御により、効率よく血行を促進。副作用のリスクを抑え、日常のストレスで緊張した心身を優しく解きほぐします。
48℃未満の心地よい刺激が、効率的に血流を促し、深いリラックス状態へと導きます。銀座の落ち着いた空間で、身体への負担を抑えた科学的なアプローチをご提供します。



ストレスフリー療法は、独自の温熱周波数により深部体温を上げ、自律神経に直接アプローチする方法です。ただ温めるだけではない、3つの生理学的反応を引き起こします。
心地よい温熱刺激で身体を芯から温め、滞りがちな血行を促進して、冷えによる悩みや毎日のコンディションを整えます。
独自の温熱リズムが日々のストレスで張り詰めた心身の緊張を優しくほぐし、深いリラックス状態へと導きます。
患部や特定のポイントを温めることで、日頃の活動で蓄積した筋肉の疲れを和らげ、身体のこりを健やかにほぐします。
Our Strengths
| ストレスフリー療法 | 再生療法 | 高級スパ・整体 | |
|---|---|---|---|
| アプローチ | 血流・神経(根本改善) | 細胞レベル | 筋肉・表層 |
| リスク | 極小 | 身体的負担あり | ほぼなし |
| 心理的面 | 日常的なメンテナンス | 最後の一手 | ご褒美・癒やし |
STRENGTHS
Treatment Guidelines
現代社会のストレスフルな環境にさらされ続けることで慢性的に分泌されるコルチゾール(ストレスホルモンの一つ)の低下を促し、体の不調の根本原因へのアプローチを目指す。
全身の血流量の増幅を促し、体内の37兆個の細胞一つ一つをくまなく活性化し、自己治癒力を最大限引き出すことを目指す。
加齢とともに減少する成長ホルモンの体内からの分泌力を再生し、代謝・免疫・認知機能の復調を目指す。
エストロゲン・テストステロンといった性ホルモンの体内からの分泌を促し、血管・脳・骨・筋肉・皮膚へのホルモン本来の保護作用の復活を目指す。
抗炎症サイトカインであるIL-10の産生を促し、老化の原因である慢性炎症をはじめとする体内の炎症の駆逐を目指す。
体内の1京個のミトコンドリアの機能の正常化を促し、活性酸素の発生を減じ、炎症性老化の抑制を目指す。
複合的・総合的なアプローチの積み重ねにより、テロメアの短縮抑制や細胞の老化時計を巻き戻すことで、遺伝子レベルでの生物学的年齢の若返りの実現を目指す。
Treatment Guidelines
MASSAGE

東日本大震災をきっかけに、厳しい寒さの中で人が置かれる身体的負担と向き合い、体温や代謝が生命活動に与える影響を深く見つめ直しました。
そこから、身体に過度な負担をかけないケアの研究が始まりました。
生命倫理委員会の指針に基づき、独自の呼吸法と温熱刺激による心身への影響を科学的に検証。
最小限の刺激で深いリラックスをもたらす、科学的根拠に基づいた温熱療法を、銀座から丁寧に提供してまいります。
KENJI RYOTOKUZI
了徳寺 健二

ストレスフリー療法と出会い、その効果に強い可能性を感じました。
身体への負担を抑えながら、本来の状態へと整えていく——その考え方に深く共感しています。
この療法を、必要としている方にきちんと届けたい。
その想いから、2023年4月より銀座数寄屋橋クリニックにて、
ストレスフリー療法に特化した診療を行っています。
日々忙しく、自身のケアが後回しになりがちな方こそ、
安心して身を委ねられる時間と環境を大切にしたい。
銀座という場所から、誠実な医療のかたちを提供してまいります。
TAKUNORI SATO
佐藤 琢紀

Clinic Information/Access
〒104-0061
東京都中央区銀座4-2-12 銀座クリスタルビル7F

Blog
毎年の健康診断の結果が届く。開けてみると、「異常なし」「要精密検査なし」。ほっとする一方で、こんな気持ちが残ったことはないでしょうか。 「数値は正常なのに、なぜ最近こんなに疲れるのだろう」「朝すっきり起きられない」「集中力が続かない」——。 健診の結果に問題がないのに調子が悪い。この食い違いは、決して珍しいことではありません。今回は、その理由を整理しながら、健診結果を「老化」という別の視点で読み直すための考え方をお伝えします。 「異常なし」は何を意味しているのか まず、大切なことをお伝えします。健康診断は、病気の早期発見や予防に役立つ仕組みです。 結果が「異常なし」であれば、それは健診が対象としている項目に、現時点で問題が見つからなかったという意味で、安心してよい情報です。 そのうえで、「異常なし」が何を示しているかを知っておくと、見え方が変わります。 一般に、健診の判定は、検査の数値があらかじめ決められた基準の範囲に収まっているかどうかを見ています。つまり、「病気として治療が必要な状態かどうか」を拾い上げるための物差しであり、「年齢に比べて、体の状態がどのくらい保たれているか」を測る物差しではありません。 もう一つ、数字を見ておきましょう。厚生労働省の資料では、令和5年の定期健康診断で何らかの所見があった人の割合(有所見率)は全国で58.94%でした[1]。働く人の約6割に、何らかの所見が見つかっているということです。「異常なし」であることは、それだけで大切な状態ですが、同時に、「異常なし」の中にも、人によって状態の差があると考えることができます。 同じ「基準範囲内」でも、見え方は違う 具体的に考えてみましょう。たとえば、同じ「基準範囲内」でも、次のような違いがありえます。 昨年よりも、数値がじわじわと同じ方向へ動いている(基準範囲の中で、端に近づいている)。 単独では問題がなくても、複数の項目を組み合わせてみると、気になる傾向がある(血糖・血圧・脂質・体重・肝機能など)。 検査項目に含まれていない要素(睡眠、疲労の蓄積、ストレス、筋肉量、ホルモンなど)の影響が大きい。 健診の数値は、「今の状態の断面」です。時間の流れの中でどう変化しているか、そして複数の数値がどう組み合わさっているかを見ると、単独の判定からは分からない情報が見えてきます。 「老化」の視点で読み直す、3つのポイント ここからは、健診結果を老化の視点で眺めるときの、3つのポイントを紹介します。 1. 数値の「経年変化」を並べて見る今年の結果だけでなく、過去3〜5年の結果を横に並べてみてください。基準範囲内であっても、一方向に動き続けている項目があれば、生活習慣を見直すきっかけになります。 2. 複数の項目を「組み合わせて」見る血糖、血圧、中性脂肪、肝機能、体重は互いに関連しています。一つひとつは基準範囲内でも、組み合わせてみると、生活習慣の影響が表れている場合があります。 3. 「暦年齢」と「生物学的年齢」という考え方を知る暦年齢(実際の年齢)とは別に、体の状態から見積もる「生物学的年齢」という考え方があります。2018年に発表された研究では、年齢と、日常的な血液検査などに近い臨床的な指標を組み合わせた「表現型年齢」を土台にして、寿命や健康寿命の違いを捉えようとする指標(エピジェネティックな生物学的年齢)が開発されました[2]。この研究は、「同じ年齢でも、体の状態には個人差がある」という考え方の背景を示しています。 生物学的年齢の測定方法については生物学的年齢はどう測る?で、老化時計の基本は老化時計とは何かで、老化の全体像は「老化の12の特徴」とはで詳しく扱っています。 数値の外にある「不調」を見逃さない もう一つ大切なのは、数値に表れない不調を軽視しないことです。 だるさ、眠りの浅さ、集中力の低下、気分の落ち込み。これらは、健診の項目だけでは拾いきれません。特に、責任のある立場で働く方ほど、「忙しいから仕方ない」と我慢を重ねてしまいがちです。経営者の疲労と回復については経営者疲労回復で、企業の視点からの健康づくりは健康経営で扱っています。 ここで強調しておきたいのは、症状があるときは、健診の結果にかかわらず、まず受診して原因を確認することが先だということです。体重の急な減少、息苦しさ、胸の痛み、なかなか治らない症状などは、「健診で異常がなかったから」と様子を見ずに、医療機関に相談してください。 より詳しく状態を知りたい方には、通常の健診より幅広い項目を調べる検査(いわゆる「ドック」)もあります。選択肢についてはアンチエイジングドックとはで整理しています。 「異常なし」の裏にあるもの——救急医の視点から 私は銀座数寄屋橋クリニックの院長を務める前、約20年にわたり国立の医療機関で救急医として勤務し、延べ約36,000人の患者さんの診療にあたってきました。 救急搬送されてくる患者さんの中で、状態が良くない方を振り返ってみると、総じて、健診を受けていない方が多かったというのが、私の実感です。 もちろん、健診にどれだけの意味があるのかを、私が数字で示すことはできません。健診を受けていたかどうかだけで、その後の経過が決まるわけでもありません。ただ、少なくとも「健診を受けよう」という姿勢そのものが、今の健康状態のもとになっていることは、間違いないと感じています。自分の体に目を向け、定期的に確かめる習慣のある方は、体調の小さな変化にも早く気づき、必要なときに受診につなげやすいのだと思います。 そこで大切だと感じるのは、健診の結果を「合格・不合格」の通知としてではなく、自分の体の状態を知る「手がかり」として使うことです。数値の推移を見る、生活の変化と照らし合わせる、そして、体からのサイン——疲れやすさ、眠りの質、気分の変化——に耳を傾ける。この積み重ねが、重い病気に至る前に気づくための備えになると考えています。 まとめ 健診は病気の早期発見や予防に役立つ仕組みです。「異常なし」は安心してよい情報ですが、年齢に比べた体の状態の保たれ方を測る物差しではありません。 令和5年の定期健康診断の有所見率は全国で58.94%。「異常なし」の中にも、人によって状態の差があると考えられます。 健診結果は、経年変化を並べる、複数の項目を組み合わせる、生物学的年齢という考え方を知るの3つの視点で読み直せます。 症状があるときは、健診の結果にかかわらず、まず受診して原因を確認してください。 健診の結果を、一年に一度の「通知表」ではなく、自分の体と向き合うための「手がかり」として活用していくこと——それが、長く第一線で活躍するための土台になると考えています。 当院はストレスフリー療法を専門に提供しており、ストレスホルモン(コルチゾールなど)や血流に着目しながら、穏やかな温熱刺激を通じて体の土台を支えることを目指しています(研究知見にもとづく予備的なもので、はたらき方や結果には個人差があり、費用は全額自己負担となります)[3]。ストレスフリー療法は、健康診断や病気の診断・検査に代わるものではありません。 疲れやすさなど気になる症状がある場合は、当院にご相談ください(必要に応じて専門の病院を紹介いたします)。その科学的な考え方についてはストレスと老化の科学で解説しています。 日々の負荷とのつきあい方にご関心のある方は、施術の流れや費用をまとめた当院のメニュー・料金ページもあわせてご覧ください。 よくある質問 Q. 健診で「異常なし」なのに、だるさが続いています。どうすればよいですか?A. 症状があるときは、健診の結果にかかわらず、まず受診して原因を確認することが大切です。睡眠、ストレス、ホルモン、貧血、甲状腺など、健診の項目に含まれていない要因が関わっていることもあります。当院にご相談いただくか、内科を受診してください。他院で治療中の疾患がある場合は、主治医へのご相談を優先してください。 Q. 「基準範囲内」であれば、数値が変化しても気にしなくてよいですか?A. 基準範囲内でも、前年からの変化や、複数の項目の組み合わせから、生活習慣を見直すきっかけが見つかることがあります。ただし、数値の解釈は、年齢、性別、持病、服薬状況によって異なります。気になる変化があれば、結果を持って、当院にご相談いただくか、内科を受診してください。 Q. 「生物学的年齢」を測れば、健診の代わりになりますか?A. いいえ、代わりにはなりません。生物学的年齢は、体の状態を別の角度から捉えるための研究段階の考え方を含む指標であり、病気の診断や早期発見を目的とした健診に代わるものではありません。まずは、定期的な健診を続けることが基本です。 参考文献 厚生労働省 静岡労働局 浜松労働基準監督署「Press Release」(令和6年8月14日)— 令和5年の定期健康診断の有所見率(全国58.94%)を示した公的資料(添付資料を含む)。出典 Levine ME, Lu AT, Quach A, et al.「An epigenetic biomarker of aging for lifespan and healthspan」(2018年、Aging (Albany NY), 10(4):573–591)— 臨床的な指標を組み合わせた表現型年齢を土台に、寿命や健康寿命の違いを捉えるエピジェネティックな指標(DNAm PhenoAge)を開発した研究。doi:10.18632/aging.101414. PMID:29676998. 出典 Ryotokuji K, et al.「Effect of pinpoint plantar long-wavelength infrared light irradiation on subcutaneous temperature and stress markers」(2013年、Laser Therapy, 22:93–102)— ストレスフリー療法と皮下温・ストレスマーカーに関する研究(小規模・予備的な研究であり、健診の指標や病気の診断を検討したものではありません)。 ※上記の研究知見は、健診結果と老化の関係についての一般的な理解を示すものであり、個々の方の将来の病気を予測したり、特定の検査・治療による効果を保証したりするものではありません。ストレスフリー療法に関する研究は小規模・予備的なものを含み、はたらき方や結果には個人差があります。 本記事は健康に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の検査・治療・製品の効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、自己判断せず、当院や内科にご相談ください。胸の痛み、呼吸が苦しいなどの場合は、ためらわず救急要請・救急受診をしてください。自由診療の費用は全額自己負担となります。体の状態には個人差があります。
暖かい居間から、ひんやりした脱衣所へ。服を脱いで、熱めのお湯にゆっくり浸かる——冬の何気ない習慣ですが、この一連の流れで、体には大きな負担がかかっています。 「ヒートショック」という言葉は、冬になるとよく耳にします。実はこれは、急激な温度の変化によって血圧が大きく変動し、体に負担がかかる状態を指す通称で、医学的な診断名ではありません。だからこそ、何が起きているのか、どんな場面が危ないのかを知っておくことが、予防の第一歩になります。 数字で見る、入浴中の事故 消費者庁の資料(令和7年12月23日)によると、令和6年に浴槽内での溺死・溺水(浴槽への転落を含む)で亡くなった方は7,776人にのぼります(厚生労働省「人口動態統計」)[1]。そのうち65歳以上が7,363人で、約95%を占めています。年齢別では、80歳以上が60.7%、65〜79歳が34.0%です[1]。 同じ資料では、不慮の事故のうち「交通事故」による65歳以上の死亡者数が2,103人であり、入浴にかかわる溺死・溺水はその3倍以上にあたるとされています[1]。また、東京消防庁によると、令和5年に溺れる事故で救急搬送された65歳以上の方は460人で、12月(85人)と1月(78人)に多いことが示されています[1]。 なお、これらの数字は「浴槽内での溺死・溺水」による死亡や搬送の統計であり、すべてが温度差による血圧変動(いわゆるヒートショック)で起きたものとは限りません。入浴中に意識を失う原因はさまざまで、血圧の変動のほか、熱いお湯による体温の上昇、持病、飲酒や薬の影響などが重なることもあります。ここでは、公的資料が示している範囲でお伝えします。 なぜ、入浴で体に負担がかかるのか 消費者庁の資料では、冬場の入浴中の事故の背景として、暖かい室内と寒い脱衣所・浴室との温度差などによる急激な血圧の変動が挙げられています[1]。また、熱いお湯に長く浸かると体温が上がり、意識がぼんやりして事故につながるおそれがあるとも指摘されています[1]。 流れとしては、おおむね次のようなイメージです。 暖かい部屋から寒い脱衣所へ移動し、服を脱ぐ。→ 寒さで血管が縮み、血圧が上がりやすい。 熱いお湯に入る。→ 血管が広がり、血圧が下がりやすい。 長く浸かる、または急に立ち上がる。→ 体温の上昇や血圧の低下で、意識がもうろうとしたり、立ちくらみが起きたりする。 血圧の上下は、心臓や脳の血管に負担をかけ、年齢を重ねるほど、あるいは血管に持病がある方ほど、その影響を受けやすくなります。血管の加齢については「血管年齢」とは何かで、体温の調節と自律神経のはたらきについては自律神経を整えるで扱っています。 今日からできる予防の工夫 消費者庁の資料でも、入浴前と入浴時の注意点が整理されています[1]。ポイントは「温度差を小さくする」「熱すぎず長すぎない」「一人にならない」の3つです。 入浴前 脱衣所と浴室をあらかじめ暖めておく。 浴室暖房や、シャワーでお湯を浴槽に張って湯気を立てる方法があります。部屋ごとの温度差を、温度計で「見える化」するのも有効です。 入浴前に水分をとる。 食後すぐ、飲酒後、薬の服用後の入浴は避ける。 同居している方がいれば、「これから入るね」と一声かける。 入浴時 熱すぎるお湯、長時間の入浴を避ける。 湯温や時間は、温度計やタイマーで確認する習慣をつけてみてください。 浴槽から急に立ち上がらない。 立ちくらみを防ぐため、ゆっくり動きます。 「ぼんやりしてきた」と感じたら、気を失う前に湯を抜く。 無理に我慢しないことが大切です。 同居の方は、こまめに声をかけて様子を確認する。 寒さにまつわる体のしくみは、低体温や手足の末梢の冷えと血流でも解説しています。 「お風呂で動かなくなった」——救急医の視点から 私は銀座数寄屋橋クリニックの院長を務める前、約20年にわたり国立の医療機関で救急医として勤務し、延べ約36,000人の患者さんの診療にあたってきました。 冬の救急の現場では、入浴中や入浴後に意識を失った状態で運ばれてくる方への対応が、決して珍しいものではありませんでした。発見が早ければ救える場面もあります。しかし、浴槽で意識を失い、発見が遅れた場合には、救命が極めて困難になることを何度も経験してきました。 そこで繰り返し痛感してきたのは、「見つけるまでの時間」が結果を大きく左右するということです。同居のご家族が「いつもより長いな」と気づいて声をかけてくださった場合と、数時間後に発見された場合では、状況がまるで違います。「入浴前の一声」「こまめな声かけ」といった、ごく小さな習慣が、命を分けることがあります。 もし、入浴中の方が呼びかけに反応しない、浴槽の中でぐったりしているといった場合は、次のように行動してください。 ためらわず救急要請(119番)をする。 可能であれば、浴槽の栓を抜いて、顔が水につからないようにする。 救急隊の指示に従い、状況に応じて心肺蘇生を始める。 「様子を見よう」「少し休めば戻るかもしれない」という判断が、取り返しのつかない遅れにつながることがあります。迷ったら、呼ぶ。 これが、救急医としてお伝えしたい最も大切なことです。 まとめ 「ヒートショック」は、温度差による急激な血圧変動を指す通称で、医学的な診断名ではありません。 令和6年の浴槽内での溺死・溺水による死亡は7,776人で、その約95%が65歳以上。12月・1月に多い傾向があります。 予防の基本は、「温度差を小さくする」「熱すぎず長すぎない」「入浴前に一声かけ、こまめに見守る」の3つです。 入浴中に反応がない場合は、ためらわず救急要請を。発見までの時間が結果を大きく左右します。 寒い季節にお風呂で温まることは、心地よい習慣です。その習慣を安全に続けるために、準備と声かけという小さな工夫を、ご自身とご家族のために取り入れてみてください。 当院はストレスフリー療法を専門に提供しており、ストレス反応や体温に着目しながら、穏やかな温熱刺激を通じて体の土台を支えることを目指しています(研究知見にもとづく予備的なもので、はたらき方や結果には個人差があり、費用は全額自己負担となります)[2]。入浴事故の予防や血圧変動への効果を示すものではありません。寒さによる不調や、立ちくらみ、冷えなど気になる症状がある場合は、当院にご相談ください(必要に応じて専門の病院を紹介いたします)。その科学的な考え方についてはストレスと老化の科学で解説しています。 日々の負荷とのつきあい方にご関心のある方は、施術の流れや費用をまとめた当院のメニュー・料金ページもあわせてご覧ください。 よくある質問 Q. ヒートショックを防ぐには、お湯の温度は何度にすればよいですか?A. 消費者庁の資料では、熱いお湯や長時間の入浴を避け、湯温や時間を温度計やタイマーで「見える化」することが勧められています。具体的な数値は資料に示されていませんが、「熱すぎず、長すぎず」を意識し、脱衣所・浴室を事前に暖めて温度差を小さくすることが基本です。持病のある方は、主治医に入浴の注意点を確認してください。 Q. 一人暮らしの場合、どんな点に気をつければよいですか?A. 入浴前の水分補給、脱衣所・浴室の暖房、熱すぎないお湯、ゆっくり立ち上がることなど、ご自身でできる対策を徹底してください。ぼんやりしたと感じたら、気を失う前に湯を抜くことも大切です。離れて暮らすご家族や知人に、入浴する時間帯をあらかじめ伝えておく、見守りサービスを活用するといった方法もあります。 Q. 血圧が高めで心配です。受診したほうがよいでしょうか?A. 血圧の変動は、持病のある方や高齢の方ほど影響を受けやすくなります。血圧が気になる場合や、入浴中・入浴後に立ちくらみ、動悸、胸の痛みなどを感じたことがある場合は、当院にご相談いただくか、循環器内科・内科を受診してください。他院で治療中の場合は、主治医へのご相談を優先してください。 参考文献 消費者庁 消費者安全課「年末年始、高齢者の事故に注意しましょう!——思いがけない事故のリスクは事前に減らすことができます——」(令和7年12月23日)— 令和6年の浴槽内での溺死・溺水による死亡者数(厚生労働省「人口動態統計」)、65歳以上が占める割合、東京消防庁による令和5年の高齢者の溺れる事故の月別救急搬送人員、入浴前・入浴時の注意点などを示した公的資料。出典 Ryotokuji K, et al.「Effect of pinpoint plantar long-wavelength infrared light irradiation on subcutaneous temperature and stress markers」(2013年、Laser Therapy, 22:93–102)— ストレスフリー療法と皮下温・ストレスマーカーに関する研究(小規模・予備的な研究であり、入浴事故や血圧変動の予防を検討したものではありません)。 ※本記事の統計は、浴槽内での溺死・溺水に関する公的資料にもとづく一般的な情報であり、個々の方のリスクを予測したり、特定の対策による事故の防止を保証したりするものではありません。ストレスフリー療法に関する研究は小規模・予備的なものを含み、はたらき方や結果には個人差があります。 本記事は健康に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の検査・治療・製品の効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、自己判断せず、当院や内科にご相談ください。入浴中に呼びかけに反応しない、呼吸が苦しい、胸の痛みがあるなどの場合は、ためらわず救急要請・救急受診をしてください。自由診療の費用は全額自己負担となります。体の状態には個人差があります。
12月が近づくと、手帳の夜の予定が埋まっていく。取引先との会食、社内の忘年会、年末のご挨拶を兼ねた接待——経営者やエグゼクティブの方にとって、会食は大切な仕事の一部です。 一方で、「この時期はどうしても体が重くなる」「翌朝の疲れが抜けない」と感じる方も多いのではないでしょうか。会食を減らすことが難しいからこそ、減らすのではなく、体への負担を上手にマネジメントするという考え方が現実的です。 今回は、飲酒量の「ものさし」と、会食の前・中・後に取り入れやすい工夫、そして肝臓との付き合い方を整理します。 「何杯飲んだか」ではなく「純アルコール量」で考える お酒の量を考えるとき、杯数や本数だけでは実態がつかめません。お酒の種類によって、アルコール度数も1杯の量も違うからです。そこで基準になるのが純アルコール量(g)です。 純アルコール量は、次の式で計算できます。 お酒の量(ml)× アルコール度数(%)÷ 100 × 0.8 = 純アルコール量(g) たとえば、度数5%のビール500mlは、500 × 0.05 × 0.8 = 約20gです[1]。 厚生労働省の資料では、生活習慣病のリスクを高める飲酒量を、1日あたりの平均純アルコール摂取量で男性40g以上(日本酒で約2合)、女性20g以上(約1合)としています[1]。ビール500ml缶に換算すると、男性で約2本分が目安の上限ラインということになります。度数の高い缶チューハイなど、見た目より純アルコール量が多いお酒もあるため、注意が必要です[1]。 会食が続く時期は、「1日の量」だけでなく「1週間の積み重ね」で振り返ってみてください。連日のコース料理とお酒は、気づかないうちにこの目安を超えていることがあります。 会食の「前・中・後」でできる工夫 飲む量や相手との関係を一方的に変えるのは難しくても、次のような小さな工夫は取り入れやすいものです。ここで挙げるのは、一般的な生活上の工夫であり、特定の効果を保証するものではありません。 会食の前 空腹のまま乗り込まない。軽く食事や水分をとってから臨むと、最初の1杯のペースが落ち着きやすくなります。 その日のおおよその予算(杯数ではなく、純アルコール量)を、あらかじめ頭に置いておく。 会食の最中 お酒の合間に水やお茶を挟む。「同じ量を、ゆっくり」飲むための簡単な方法です。 揚げ物や炭水化物が続く場面では、野菜やたんぱく質のおかずを意識して選ぶ。 一気飲みや、無理に勧められる場面は避ける。立場上断りにくいときは、「今日は車で」「医師に控えるよう言われている」など、角が立たない理由を持っておくと楽になります。 会食の後 帰宅後は水分をとり、できるだけ早めに休む。深夜の飲み直しや、食べ直しは避ける。 会食が続いた翌日は、意識して休肝日や軽めの食事の日をつくる。 睡眠の質の整え方は睡眠の質で、疲労からの回復戦略は経営者の疲労回復でも扱っています。 食事に含まれる糖と体の「コゲ」との関係は糖化と老化で解説しています。会食では主食やデザートが最後に出てくることも多いため、あわせて意識してみてください。 肝臓は「沈黙の臓器」——数値が教えてくれること 肝臓は、アルコールの分解をはじめ、代謝の中心を担う臓器です。ところが、多少の負担がかかっても痛みなどの自覚症状が出にくいことから、「沈黙の臓器」と呼ばれます。 だからこそ、健診の肝機能の数値(AST・ALT・γ-GTPなど)の変化を、日々の生活と照らし合わせて見ることが大切です。「去年よりじわじわ上がっている」といった変化は、基準値の範囲内であっても、生活を見直すきっかけになります。肝臓という臓器の加齢については肝臓の老化で詳しく扱っています。 また、定期的に飲酒の機会がある方は、年に一度の健診に加えて、会食が集中する時期の前後で数値を確認しておくと、ご自身の傾向をつかみやすくなります。 「会食の季節」の救急外来から——救急医の視点 私は銀座数寄屋橋クリニックの院長を務める前、約20年にわたり国立の医療機関で救急医として勤務し、延べ約36,000人の患者さんの診療にあたってきました。 年末が近づくと、救急外来には、お酒がかかわる受診が増える印象があります。ひどく酔って転倒して頭や顔を打った方、階段や駅のホームで転んで骨折した方、そして、急に大量のお酒を飲んで意識がもうろうとした状態で運ばれてくる方。多くは、「ふだんは自分の適量を知っている人」でした。 そこで強く感じてきたのは、事故の多くは「いつもより少し多く、いつもより少し急いで飲んだ夜」に起きるということです。疲れていたり、寝不足だったり、空腹だったり——体調が万全でない日ほど、いつもの量でも酔いが深くなります。 もしそばにいる方が、呼びかけに反応しない、嘔吐が止まらない、呼吸がゆっくりで浅い、けいれんしている、といった状態にあれば、ためらわず救急要請(119番)をしてください。「寝かせておけば治る」と判断してはいけない状態があります。会食の席で「あの人、少し様子がおかしい」と気づいたとき、声を上げられる人でいることも、周囲への大切な配慮です。 まとめ 飲酒量は杯数ではなく純アルコール量で考える。厚生労働省の資料では、生活習慣病のリスクを高める飲酒量は男性で1日40g以上、女性で20g以上とされています。 会食が続く時期は、「1日の量」だけでなく「1週間の積み重ね」で振り返り、前・中・後の小さな工夫と、休肝日・早めの就寝を組み合わせる。 肝臓は症状が出にくい臓器のため、健診の数値の「変化」を生活と照らし合わせて見ることが、早めの気づきにつながる。 体調が悪い日や、周囲の人の様子がおかしいときは、無理をせず、必要なら迷わず救急要請を。 会食は、経営者にとって信頼を築く大切な場です。減らすことを目標にするのではなく、体と上手に付き合いながら続けていくことが、結果として長く第一線で活躍するための土台になると考えています。 当院はストレスフリー療法を専門に提供しており、穏やかな温熱刺激を通じて体の土台を支えることを目指しています。院長が共著者に加わった185例の観察研究では、施術前後の肝機能の指標が検討されています[2](予備的な観察研究であり、飲酒への影響や肝臓の保護を示すものではありません。はたらき方や結果には個人差があり、費用は全額自己負担となります)。当院は飲酒の問題・アルコール依存症の専門的診療は行っておりません。 疲れが抜けない、健診の数値が気になるなどの症状がある場合は、当院にご相談ください(必要に応じて専門の医療機関を紹介いたします)。その科学的な考え方についてはストレスと老化の科学で解説しています。 日々の負荷とのつきあい方にご関心のある方は、施術の流れや費用をまとめた当院のメニュー・料金ページもあわせてご覧ください。攻めの健康管理という視点はエグゼクティブのための「攻めの健康管理」入門でも扱っています。 よくある質問 Q. 毎日少量ずつ飲む場合も、純アルコール量を気にしたほうがよいですか?A. はい、1日あたりの平均量で考えるのが基本です。厚生労働省の資料では、生活習慣病のリスクを高める飲酒量を、1日あたりの平均純アルコール摂取量が男性40g以上、女性20g以上としています。会食が続く時期は、1週間の合計も振り返ってみてください。 Q. 会食の翌日に疲れが抜けないとき、何を意識すればよいですか?A. 水分と軽めの食事、早めの就寝を意識してください。深夜の飲み直しや食べ直しを避け、休肝日をつくることも一つの方法です。数日たっても強いだるさや、白目や皮膚が黄色くなる、尿の色が極端に濃いなどの症状がある場合は、早めに医療機関に相談してください。当院にご相談いただくか、内科を受診してください。 Q. 健診で肝機能の数値を指摘されました。飲酒を控えれば大丈夫でしょうか?A. 数値の変動にはお酒以外の要因(体重、脂肪の蓄積、薬剤、ウイルス性の疾患など)もかかわります。自己判断せず、まずは健診結果を持って、当院にご相談いただくか、内科(消化器内科・肝臓内科)を受診して原因を確認することをお勧めします。他院で治療中の場合は、主治医にご相談ください。 参考文献 厚生労働省 健康日本21アクション支援システム(e-ヘルスネット)掲載「習慣を変える、未来に備える あなたが決める、お酒のたしなみ方(男性編)」— 生活習慣病のリスクを高める飲酒量(1日あたりの平均純アルコール摂取量:男性40g以上・女性20g以上)、純アルコール量の計算式、ビール500ml(度数5%)が約20gに相当することなどを示した公的資料。出典 Kamada Y, Sato T, Kessoku T, Sumida Y, Ono M, Ryotokuji K.「Effects of laser acupuncture (stress-free therapy) on blood liver function indicators」(2025年、Laser Therapy, 32:403)— ストレスフリー療法の施術前後の肝機能指標を検討した185例の観察研究(院長ご共著。予備的な観察研究であり、飲酒や肝疾患への効果を示すものではありません)。doi:10.4081/ltj.2025.403. ※上記の飲酒量の目安は一般的な情報であり、個々の方の適量を示すものではありません。体質(お酒に弱い体質など)、年齢、持病、服薬状況により適量は異なります。ストレスフリー療法に関する研究は小規模・予備的なものを含み、はたらき方や結果には個人差があります。 本記事は健康に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の検査・治療・製品の効果を保証するものではありません。当院は飲酒の問題・アルコール依存症の専門的診療は行っておりません。気になる症状がある場合は、自己判断せず、当院や内科にご相談ください。意識がもうろうとしている、呼びかけに反応しない、呼吸が遅く浅いなどの場合は、ためらわず救急要請・救急受診をしてください。自由診療の費用は全額自己負担となります。体の状態には個人差があります。